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#016 古代日本の「西の都」
筑前国分寺跡
聖武天皇の命により、全国に建立された国分寺の一つ。四王寺山の山麓にあり、金堂・七重塔・講堂などの建物跡のほか、回廊や門、参道の跡が見つかっている。
741年、聖武天皇は仏教の力で国を鎮め護るという鎮護国家思想のもと、全国に国分寺や国分尼寺の建立を命じた。筑前国分寺もその1つで、西海道のなかでは最も早くに建立され、金堂や講堂のほか、経典を納めるため七重塔が建てられた。国分寺のある丘陵の麓には大宰府と奈良の都を結ぶ官道が通り、高く聳える七重塔は鎮護国家の象徴として往来する人々に威厳を示した。
【文責】 福岡県文化財保護課
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