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#090 海を越えた鉄道 ~世界へつながる 鉄路のキセキ~

すごい。大正解

② 杉原千畝による「命のビザ」発給

第二次世界大戦中、ドイツに迫害されていたユダヤ人に対し、日本人外交官の杉原千畝は人道を重視する立場から政府の判断に背いてビザを発給しました。これが「命のビザ」です。当時は東京とヨーロッパの間を切符1枚で渡航できる「欧亜国際連絡列車」が運行されており、敦賀は出入国の窓口となっていました。そのためビザを得たユダヤ難民も敦賀を訪れ、人々の温かさに感銘を受けたといいます。この原点は日本海から敦賀に入ってきた物資を東京に運ぶために130年前に開通された敦賀~長浜(琵琶湖)の鉄道で、後に今庄に伸びました。それが戦時中に人々を救ったのです。当時の最先端技術で作られたトンネルや駅舎が今も見られます。

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