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#070 里沼(SATO-NUMA)

きゅうたてばやしにぎょうけんばんくみあいじむしょ旧館林二業見番組合事務所 

  • 有形文化財
  • 登録有形文化財
  • 昭和時代以降
  • 群馬県館林市
  • 建造物

旧館林二業見番組合事務所  旧館林二業見番組合事務所 

文化財体系 有形文化財/登録有形文化財
年代 昭和時代以降
所在地 群馬県館林市
分野 建造物

概要

旧館林二業見番組合事務所
平成28年(2016)2月25日登録
昭和13年(1938)に建築の建築で、建築主は二業見番組合長の石島仙吉、設計施工業者は㈱小川組。「二業」とは「組合甲種料理店業」と「芸妓置屋」の2業種を指し、料理組合と芸妓組合からなる「二業組合」が、置屋の取締り、芸妓の取次、玉代の精算などを、この見番事務所で行っていた。館林では、明治後期の織物業の発展に伴って料理屋や芸妓屋が集まる花街が繁栄しはじめ、織物業界の旦那衆による接待や会合の場として賑わうようになる。これに伴い明治42年(1909)に見番が発足し、2度目の移転時に現在地に新築された。建物は東西に長く、西側は入母屋屋根の2階建、東側は寄棟屋根の2階建である。正面には唐破風屋根の車寄せ、2階の両脇には切妻屋根の千鳥破風があり、日本の伝統建築の要素を取り入れた、近代和風建築の特徴が表れている。内部には2階に36畳の大広間と、松羽目のある20畳ほどの芸妓の稽古用の舞台がある。群馬県内有数の近代和風建築で、戦前の華やかな館林の様子を伝える建物である。

ストーリーの位置づけ

昭和13年(1938)建築の、芸妓置屋(げいぎおきや)と料理店業(りょうりてんぎょう)を兼ねた「二業見番組合」の事務所。木造2階建ての重厚な瓦屋根が特徴で、2階に芸妓(げいぎ)の稽古用の舞台と広間があり、昭和前期の館林の花街の中核となった。花の季節にはつつじが岡で館林の芸妓たちが行楽客を迎え入れ、沼辺のもてなし文化に華(はな)を添えた。

【文責】 館林市教育委員会文化振興課

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