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#082 薩摩の武士が生きた町
知覧麓
南九州市にある知覧伝統的建造物群保存地区は,薩摩藩の旧武家屋敷群です。現在の町並みは知覧領主であった島津久峰(1732~1772年)の時代に整備されたといわれ,「馬場」とよばれるやや広い道路の両側に,石垣で囲まれた郷士の居宅が並んでいます。石垣の上にはイヌマキや茶の木で生垣がつくられ,石垣の中央部に門が開いています。ほとんどの家に庭園がつくられ,そのうちの7つは「知覧麓庭園」として国の名勝にもなっています。知覧領主の多くは藩政の要職につき,参勤交代などで京都や江戸の文化に接する機会も多かったため,家臣たちも書画を愛し和歌をたしなむなどして,独特の文化的風土が形成されていました。知覧の麓集落が特色のある庭園だけでなく,美しく風格のある町並みであるのは,こうした背景も関係しているといえます。
武家門,石垣,美しい庭園,古い屋敷,馬場と呼ばれる通りなどが残る。通りに面した石垣の上に生垣が連なり,庭園都市的な造りで,薩摩の小京都と呼ばれるほど美しい。
【文責】 鹿児島県教育庁文化財課
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