ああ文字サイズ
EN
条件を絞り込む
地域から見る
文化財体系から見る
分野から見る
さらに絞り込む
条件をリセット
#084 「鮭の聖地」の物語
標津遺跡群伊茶仁カリカリウス遺跡
伊茶仁カリカリウス遺跡は、古代の竪穴住居跡が埋まりきらずに、地表面からくぼみとして観察できることが特徴。遺跡内には1つの遺跡としては国内最大の2,549か所におよぶ竪穴くぼみが確認されている。これまでの発掘調査により、この竪穴住居跡は、およそ一万年前からほぼ途切れることなく、ここに人が暮らし続けた結果残されたものであることがわかり、この大規模竪穴群の存在は、長期にわたる人の暮らしを支えられるだけの、当地域の自然環境の豊かさを示している。
発掘調査の結果、あらゆる時代の竪 穴から、多量のサケ科魚類の骨が出土し、またDNA分析の結果、そのほとんどが秋に遡上するシロザケである可能性が高いことが指摘されている。豊富な鮭資源を求め、一万年に渡って人々の往来が続いた結果残された大規模竪穴住居跡群。伊茶仁はアイヌ語の“イチャン(鮭が産卵するところ)”に由来する地名で、アイヌもここが鮭の豊富な場所であると認識していたことを物語っている。 ※世界文化遺産暫定一覧表記載候補
【文責】 標津町教育委員会
ストーリーを読む
Google mapで見る
金刀比羅神社
海辺の牛舎跡
会津藩士の墓
根室半島のオホーツク文化出土品
根釧台地の酪農建造物群
すべてを見る
日本遺産を探すClick here!