JAPANESE | ENGLISH
HOME > MAP & LIST > 政宗が育んだ"伊達"な文化

STORY #019

政宗が育んだ"伊達"な文化

0

0

14

6

仙台御筆 <仙台市>

宮城県伝統的工芸品
 仙台御筆は、慶長19(1614)年に伊達政宗が藩の学問と産業振興を目的に、大坂の筆職人を抱えて始められたと伝えられています。三百人町や連坊小路を中心に筆づくりが盛んになり、丹念に作り上げられた仙台御筆の評判は江戸や大坂・京へと広がっていきました。
 宮城野萩を軸とする“萩筆”をはじめ、明治以降にはハギ・マツ・ススキ・ヨシ・タデを軸とした5本1組の“五色筆”なども人気を博しました。

堤焼 <仙台市>

宮城県伝統的工芸品
 元禄年間(1688~1704年)に始まった杉山焼は、堤町一帯に窯場を設けたことから、後に堤焼と呼ばれるようになりました。黒と白の釉薬を豪快に流し掛けた“なまこ釉”を特徴とする素朴で力強い焼物です。「堤焼乾馬窯」は、地元の名工として知られた初代が、洋式軍艦「開成丸」建造のため招聘された江戸の陶工・三浦乾也より、秘伝書『乾山秘書』の書写を許され、「乾馬」の陶号を授けられたことから始まります。

堤人形 <仙台市>

宮城県伝統的工芸品
 元禄年間(1688~1704年)ごろ、堤焼を母体として誕生したと伝わる堤人形は、江戸時代において絢爛たる発展を見せた浮世絵の作風を立体化したともいえるものです。文化・文政(1804~1830)の頃が最盛期と言われ、京都の「伏見人形」とともに土人形の二大源流と称され、郷土土人形の最高峰とされています。東北の玩具として知られている「花巻人形」、米沢の「相良人形」とともに、東北三大土人形と呼ばれています。

仙台平 <仙台市>

宮城県伝統的工芸品
 「仙台平」は、江戸中期、仙台藩が織物師を召し抱えたことに始まり、やがて皇室や将軍家に献上されるほどの上質な袴地になりました。素材には厳選された上質の生糸、自然の草木から取った植物染料のみを用います。経糸に撚りのない生糸を濡らして強く打ちこむことで、張りのある、しなやかな折り上がりとなります。
 技術の伝承者は国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されています。

※(資)仙台平は非公開のため見学はできません。

仙台張子 <仙台市>

宮城県伝統的工芸品
 仙台張子は、天保年間(1830~1844年)頃、仙台藩士・松川豊之進によって始められたものと伝えられています。仙台張子の主流で“青いだるま”として名をはせる「松川だるま」は、顔のまわりが群青色で縁取られ、胴体に“宝船”や“福の神”が配される色鮮やかなだるまで、古くから仙台の庶民に縁起物として親しまれています。ほかに黒面や張子玩具等の製品もあります。

仙台箪笥 <仙台市>

国伝統的工芸品
 江戸末期から製造されはじめ、明治大正にかけて現在の仙台箪笥が定着したと言われます。“4尺箪笥”が原型で、木地はケヤキを主体とし、”木地呂塗り”で仕上げ、“牡丹”や“唐獅子”などの文様を手打ち金具で装飾した堅牢で重厚な箪笥で「指物」「漆塗り」「金具」の3つの熟練した職人技によって生み出されます。