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日本遺産とは

主旨と目的

我が国の文化財や伝統文化を通じた地域の活性化を図るためには, その歴史的経緯や, 地域の風土に根ざした世代を超えて受け継がれている伝承, 風習などを踏まえたストーリーの下に有形・無形の文化財をパッケージ化し, これらの活用を図る中で, 情報発信や人材育成・伝承, 環境整備などの取組を効果的に進めていくことが必要です。

文化庁では, 地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として認定し, ストーリーを語る上で不可欠な魅力ある有形・無形の様々な文化財群を総合的に活用する取組を支援します。

世界遺産登録や文化財指定は, いずれも登録・指定される文化財(文化遺産)の価値付けを行い, 保護を担保することを目的とするものです。一方で日本遺産は, 既存の文化財の価値付けや保全のための新たな規制を図ることを目的としたものではなく, 地域に点在する遺産を「面」として活用し, 発信することで, 地域活性化を図ることを目的としている点に違いがあります。

日本遺産事業の方向性

日本遺産事業の方向性は次の3つに集約されます。

  • 1地域に点在する文化財の把握とストーリーによるパッケージ化
  • 2地域全体としての一体的な整備・活用
  • 3国内外への積極的かつ戦略的・効果的な発信
従来の文化財行政と日本遺産の違い

認定による効果

「日本遺産」に認定されると, 認定された当該地域の認知度が高まるとともに, 今後, 日本遺産を通じた様々な取組を行うことにより, 地域住民のアイデンティティの再確認や地域のブランド化等にも貢献し, ひいては地方創生に大いに資するものとなると考えています。