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#069 みちのくGOLD浪漫

こがねやまさんきんいせき黄金山産金遺跡

  • 記念物
  • 史跡
  • 奈良時代
  • 宮城県涌谷町

黄金山産金遺跡  黄金山産金遺跡 

文化財体系 記念物/史跡
年代 奈良時代
所在地 宮城県涌谷町

概要

遺跡は涌谷町の狭隘な谷間にある延喜式内社黄金山神社一帯に所在する。天平21年(749)、東大寺の盧舎那大仏造営にあたって、仏身に塗る金が不足し憂慮していた時、陸奥守百済王敬福が黄金900両(13.5kg)を献じ、その金を用いて大仏は完成したとされる。これを喜んだ聖武天皇は、年号を天平感宝と改めるなど、国家的慶事として種々の施策を発表した。また、大伴家持もこのことを祝う歌を詠じている。
昭和32年(1957)、神社周辺を対象とした発掘調査によって、奈良時代の瓦とともに数個の礎石跡が検出され、産金を記念した六角堂と思われる仏堂が建てられていたことが判明した。なお、付近からは「天平」の箆描きのある宝珠片・丸瓦片も採集されている。黄金山神社の存在、神社境内脇を流れる沢で現在も砂金採取できることを併せ、天平21年の日本初産金を顕彰した地として史跡指定されている。

ストーリーの位置づけ

黄金山地区にある仏堂跡。日本初の産金について聖武天皇が「神仏が祝福したもの」と宣べたことを受け、採金の現地に建立した仏堂です。日本初の産金の場所がこの地であることを確定する重要な遺跡です。

【文責】 涌谷町教育委員会生涯学習課

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