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#074 1300年つづく日本の終活の旅
上醍醐 准胝堂(醍醐寺)
弘法大使空海の孫弟子にあたる名僧、聖宝理源大師が、標高約454メートルの笠取山(醍醐山)に小庵を構えたことに始まる。本尊は西国三十三所で唯一の准胝観音。子授け・安産・夫婦和合にご利益があるとされている。准胝堂は平成20年の落雷により焼失。現在はその跡地に五輪塔が建てられ、麓の下醍醐の観音堂が准胝堂の遥拝所となっている。醍醐寺は、五重塔をはじめ国宝約7万5,000点、重要文化財約430点を所蔵する文化財の宝庫で、平成6年にはユネスコ世界遺産に登録されている。豊臣秀吉の「醍醐の花見」でも知られる桜の名所で、広い境内に、しだれ桜やソメイヨシノ、山桜、八重桜など、数多くの桜が咲き誇る。4月の第2日曜日には「豊太閤花見行列」が開催される。また、紅葉の名所でもあり、観音堂が建つ池の周辺が特に美しい。秀吉が設計した「三宝院」では、重厚な黒い唐門に、鮮やかな紅葉がひときわ映える。
西国第11番札所。
【文責】 大津市観光振興課
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