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#086 日本ワイン140年史
旧田中銀行社屋・土蔵
社屋は木造二階建て、桟瓦葺きで、外壁は荒壁の上に灰漆喰で石貼状に仕上げています。また桟瓦には漆喰を盛り、擬洋風建築らしい華やかさがあります。 土蔵は煉瓦を積んだ煉瓦蔵で、大正時代と思われます。煉瓦間の目地を蒲鉾状に仕上げるなど、細かいところまで丁寧に造られています。
明治30(1897)年に勝沼郵便電信局として建築され、大正9(1920)年に銀行類似会社山梨田中銀行となり、その際煉瓦造土蔵が建てられました。醸造用ブドウの大量買付けに出資するなど、各社のワイン増産体制を支えた会社の面影を残す貴重な建物です。
【文責】 甲州市教育委員会生涯学習課
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