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#005 海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群
世界及日本図八曲屏風
一隻に行基図系日本図、一隻に南蛮系世界図を描く地図屏風。16世紀末から17世紀前半にかけて地図屏風は調度として多数作成されたが、本図のように世界図が卵形図法にて描かれるものは最も古い形式と考えられ、東京・小林家本、福井・浄得寺本(ともに重文)および本図の三例のみが伝存する。
桃山時代、南蛮人が請来した地図をもとに描かれたものと考えられる。旧小浜の廻船問屋として栄えた豪商の家に伝来したもので、世界に開かれた湊として繁栄した小浜を象徴する文化財。
【文責】 小浜市文化交流課
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