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#005 海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群
和久里壬生狂言
福井県小浜市和久里地区で、十二支の子と午の年の四月中旬に、同地区の西方寺境内に舞台を仮設し、鰐口と笛の伴奏にのせ、仮面を付けた演技者が、滑稽な内容の芝居を無言で演じるものである。
京都壬生寺の壬生大念仏狂言の流れを汲む無言の仮面劇。小浜城下町の市場近くに置かれた「市の塔」と呼ばれる宝篋印塔の供養のために始まったといわれる。現在は市の塔が移された和久里地区西方寺(さいほうじ)で7年に一度行われる。
【文責】 小浜市文化交流課
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