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#005 海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群
妙楽寺は養老3年(719)、僧行基が若狭を巡歴していた際に本尊千手観音を彫り、延暦16年(797)、空海が本尊を拝して堂舎を建立したと伝わる古刹です。 本堂は美しい寄棟造をみせる重要文化財の建造物です。また重要文化財に指定されている本尊は24面の顔をもつ珍しい千手観音像として知られ、古くから地域の信仰を集めてきました。また、江戸時代の若狭塗の優品が伝わっており、いずれも年号や作者などが記されています。若狭塗の技術の変遷などを知る上で貴重な文化財です。
天皇や貴族に庇護された、創建を古代に遡る古刹・仏像が集積しており、奈良・京都とのつながりを色濃く示す歴史的景観を形成している。
【文責】 小浜市文化交流課
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