「北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み」-佐倉・成田・佐原・銚子:百万都市江戸を支えた江戸近郊の四つの代表的町並み群-STORY #023

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香取市佐原伝統的建造物群保存地区 北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み 北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み
佐原の山車行事 北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み 北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み
旧佐倉順天堂 北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み 北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み
屏風ヶ浦 北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み 北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み
成田山門前町 北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み 北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み
国立歴史民俗博物館 北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み 北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み

2026.03.31

一般

「北宋」?いいえ、「北総(ほくそう)」です! ―地名から見る「北総」四都市江戸紀行-

千葉県にある唯一の日本遺産、「北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み」。
北総地域は、百万都市江戸に隣接し、関東平野と豊かな漁場の太平洋を背景に、利根川東遷により発達した水運と江戸に続く街道を利用して江戸に東国の物産を供給し、江戸のくらしや経済を支えてきた4つの都市(城下町の佐倉、門前町の成田、商家町の佐原、港町の銚子)が発展しました。

これらの都市に残る江戸情緒ある町並みが、平成28年度に日本遺産として認定されたところですが、「北総」という地名は、千葉県外の方にはあまりなじみがないかもしれません。
今回は「北総四都市江戸紀行」にまつわる地名の由来や、地域の歴史を探っていきたいと思います。
※地名の由来や歴史については諸説あり、今回ご紹介するのはその中の一つになります。

【「房総半島」の地名からたどる、「北総」の地名の由来】

「北総」の由来を紹介する前に、まずは簡単に千葉県の位置する房総半島の「房総」という地名の由来に触れたいと思います。
千葉県が「房総」と呼ばれるのは、元々北から「下総国(しもうさのくに)」「上総国(かずさのくに)」「安房国(あわのくに)」という3つの国から成っていた名残で、安房の「房」と上総・下総の「総」の組み合わせに由来しています。このかつての国名の由来は、はるか昔に、遠く四国の阿波から豊かな土地を求めて黒潮に乗ってやってきた人々が、いまの房総半島に上陸したところまでさかのぼります。阿波の国で栽培されていた麻を植えたところ、この地でも良質な麻が育ったので、この地を総(ふさ、麻の古語)の国とし、阿波忌部(あわのいんべ、織物の職能集団)が住んだところを、同じ安房と名づけたと伝えられています。
奈良時代に都に近いほうが上総、遠いほうが下総と呼ばれるようになり、安房、上総、下総の三国に分かれました。 
そして、「房総」のうち「下総」の北部が、「北総」と呼ばれるようになったのです。
 
【北総四都市を構成する四つの市の名前の由来】

北総の地名の由来が分かったところで、北総四都市を構成する各市の名前の由来についても簡単に触れてみたいと思います。

城下町「佐倉」…「麻」がよく取れ、「麻倉(あさくら)」が転じたとされています。
門前町「成田」…雷が鳴る、熟した田が多いという言葉が転じたと言われています。
※雷が鳴るのは、雨が良く降り、作物の成長に役立つそうです
商家町「佐原(香取市)」…今の千葉県と茨城県の間、広大な内海として存在した「香取の海」から取ったとされています。
港町「銚子」…利根川が太平洋に注ぐ河口付近が狭くなっており、酒器の銚子(酒補充用の提子(ひさげ))に似ていることから呼ばれるようになったと言われています。
 
佐倉市 武家屋敷(旧但馬家住宅)
成田市 成田山新勝寺と新勝寺三重塔
佐原(香取市) 佐原の大祭夏祭り
銚子市 国指定名勝及び天然記念物屏風ケ浦
【終わりに】

地名の由来は今回ご紹介したもの以外にも、様々な説があります。そういった地名の由来を調べてみたり、地名の由来を学んだうえで実際に地域を巡ってみたりすると、一味違った面白さが味わえるかもしれません。
この週末、あなたも北総四都市に足を運んでみませんか?
【北総四都市江戸紀行のモデルコースはこちら!】

モデルコース|千葉県公式観光情報サイト

【北総四都市江戸紀行について楽しく学べるマンガはこちら!】

マンガで旅する「日本遺産北総四都市江戸紀行」

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