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#020 自然と信仰が息づく『生まれかわりの旅』
羽黒山三神合祭殿
重要文化財の指定名称は「羽黒山三神合祭殿及び鐘楼」。 羽黒山の中心建築で,山頂に近い平坦地,御手洗池に南面して建っている。 後方にある本殿と,前面の拝殿が一体となった複合建築である。文化8年(1811)の焼失後,文政元年(1818)8月に完成したことが棟札より明らかである。近世初期以来の特異な形式を伝える,類例の数少ない修験関係の建築として貴重である。また,拝殿の壮大な内部空間や,華やかな装飾など,近世末期の大建築としても価値がある。
羽黒山山頂にある社殿。羽黒山・月山・湯殿山の三山の神々を合祭しているので三神合祭殿と称している。雪に閉ざされる月山と湯殿山の参拝・祭礼を、冬期間も行えるように合祀(ごうし)している。
【文責】 山形県文化財活用課
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