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#029 飛騨匠の技・こころ
国分寺本堂
奈良時代には、七重塔や金堂、仁王門などを備えた壮大な伽藍があったと伝わる。『日本逸史』に「弘仁十年(819)八月飛騨国分寺災」とあるが、その後近世まで記録がない。昭和29年の本堂解体修理により、建築様式と手法は室町中期以前、正面向拝と東側は桃山時代の修理であることがわかった。向拝などは金森氏が国分寺の再興を援助した際の大修理と考えられる。地下45センチメートルには、南北4間、東西7間の金堂と推定される建物の礎石が確認された。 建物の柱、垂木、構造材は太い。外陣の虹梁は絵様がなく、板蟇股の断面も逆バチ型で室町期の様式を示す。
本堂は室町時代の作で、高山地域における中世の飛騨匠の活動を知ることのできる一例。また、本堂には飛騨匠の祖とされる木鶴大明神と飛騨権守藤原宗安の像が安置されている。
【文責】 高山市教育委員会事務局文化財課
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