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#034 出雲國たたら風土記
竹﨑のカツラ
一本のカツラより生じたる大小無數の萠枝の群にして一大樹叢をなす。萠枝群の總根廻は約15メートル、樹高約32メートル、最大なるものは周圍3メートルに達す。桂の木は金屋子神の伝説にも登場し、たたら製鉄に従事する者は神木として保護していた。
鉄の神様金屋子神が宿るとされるカツラ の木は赤く芽吹き、その後、緑色、黄色へと葉の色が変化する。新芽が赤く染まる のは、たたら製鉄の火入れにかかる日数と同じ三日三晩だと言われる。赤く燃えるように天へ向かって伸びる新芽はたたらの赤い炎をイメージさせ、製鉄のご神木として保護されてきた。我が国の自然崇拝の文化と、人と自然との共生の精神を垣間見ることができるたたら製鉄のシンボル的存在である。
【文責】 奥出雲町定住産業課
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