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#039 荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間
中村家住宅
北陸有数の北前船主・中村三之丞(なかむらさんのじょう)家の邸宅。伝統形式を残しつつ充実した質と規模を有する主屋、趣向を凝らした繊細な意匠になる三階建ての新座敷など、近代的な形式や造形が導入された和風建築として高い価値がある。
中村家は伊予国河野水軍の流れを汲み、南北朝時代に河野へ移り住んだと伝わり、代々三郎右衛門を名乗った。江戸初期から廻船業を手掛け、江戸末期から明治期にかけて北前船主として活躍した。明治後期から大正にかけては、新たな事業を次々と展開し隆盛を誇った。
【文責】 南越前町観光まちづくり課
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