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概要
本願寺8世蓮如が営んだ土山御坊に始まり、2度の移転を経た後、現在の高岡市伏木古国府に移った浄土真宗本願寺派の寺院。近世以降、加賀前田家や公家との関係を深め、真宗王国越中の触頭として権勢をふるった。本堂、大広間及び式台が国宝に指定されている。
ストーリーの位置づけ
勝興寺は、戦国期には越中における一向一揆の拠点寺として機能してきた。近世には本願寺や加賀前田家とも関係を強め、藩政期を通して門前地を寺内町として支配下に置いていた。寺内町が舟運業で賑わいを見せる中でも核としてその存在を示し、現在でも寺内町・港と一体となった景観的・経済社会的なつながりを伝えるものとして貴重である。
【文責】 高岡市教育委員会文化財保護活用課