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#050 きっと恋する六古窯

とうせいこまいぬ陶製狛犬

  • 有形文化財
  • 重要文化財
  • 鎌倉時代
  • 室町時代
  • 愛知県瀬戸市
  • 工芸品

陶製狛犬 陶製狛犬

文化財体系 有形文化財/重要文化財
年代 鎌倉時代
室町時代
所在地 愛知県瀬戸市
分野 工芸品

概要

深川神社の神宝である陶製狛犬は陶祖藤四郎が製作して奉納したと伝えられています。現在残っているのは口を閉じた吽型の一体のみです。陶製としては大型で、高さ 51 cm、幅 24 × 39 cm あり、へらの痕は鋭く、たて髪は櫛目を使って描かれています。全体に淡黄緑色の灰釉が施されており、前脚が江戸時代の神社火災で損失し、木で補修されています。大正 2 年(1913)に国宝に指定されますが、昭和 25 年(1950)の文化財保護法制定で重要文化財(工芸品)に指定されました。なお、近年の窯跡調査で本例に類似した出土例がほとんどみられないことから、室町時代初頭の頃まで制作年代を下げて考える説もあります。

ストーリーの位置づけ

陶で作られた狛犬は鎌倉時代の作品で、日本最古の陶製狛犬、元祖「陶製狛犬」として国指定重要文化財に指定されています。
 深川神社の社伝では、祖母懐の粘土発見の経緯を、瀬戸のやきものの祖 加藤四郎左衛門景正(通称:藤四郎)が神社に参籠して神のお告げを受けたことによるとあり、それに感謝し陶製狛犬を奉納したとされています。
 奉納以降、神社に陶製の狛犬を奉納することが陶工の間で慣わしのようになりました。
 瀬戸市内には、200体以上の陶製の狛犬を見ることができ、一つひとつの表情も魅力的で、それぞれの狛犬に託した深い思いがいきいきと感じられます。
瀬戸市内を散策しながら、陶製狛犬を探してみてはいかがでしょうか。

【文責】 瀬戸市役所ものづくり商業振興課

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