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#074 1300年つづく日本の終活の旅
革堂行願寺 本堂
行円上人の開基。若い頃は気性が激しく、狩猟を趣味としていた行円上人であるが、ある日、射止めた鹿の腹から、身籠っていた子鹿が漏れ落ちるのを目の当たりにした。 母鹿は激痛に耐えながら、血だらけの子鹿をなめ続け、息絶えた。行円上人は、動物の深い愛情と、狩りによる殺生の無残さを痛感し、仏門の道へ。死んだ母鹿の革で衣を作り、その裏に経文を書いて身に着けた。公共事業から人権擁護まで、一切の人々の救済を念じて活動した行円上人は、「革聖」として尊敬された。本尊は行円上人の弟子の仁弘法師が彫ったといわれる千手観音で、毎年1月17日と18日にのみ開帳される秘仏である。また、江戸時代末、雇い主に虐待死させられ、遺体を隠された少女の霊が、行願寺での通夜に現れ、両親に真実を告げたことに由来する「幽霊絵馬」は、毎年8月21日より23日まで本堂で供養され、一般公開される。夏はハスが境内を彩る。秋にはフジバカマに誘われて、旅をする蝶、アサギマダラが訪れる。
西国第19番札所。
【文責】 大津市観光振興課
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