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#090 海を越えた鉄道
旧大和田銀行本店本館
昭和2年(1927)築。大和田銀行の本店社屋として建設され、現在は敦賀市立博物館として公開されている。設計は京都帝国大学の永瀬狂三・吉田克、施工は清水組。鉄骨レンガ造一部鉄筋コンクリート造、地上3階、地下1階建の建物で、内外観は昭和初期らしい幾何学意匠を基調としつつ、1階外壁や内部の客溜などに古典的要素を取り入れて銀行建築らしい重厚さも備えている。銀行でありながら公会堂やレストランを設け、国際港敦賀にふさわしい迎賓館的機能を備えていた。公共的機能と銀行機能の両立のため、出入り口の位置やエレベーターの設置などの工夫がされている点が特徴的である。
大和田銀行の創立者である大和田荘七は、近代敦賀港の発展に大きく貢献した人物である。銀行の設立だけでなく、商工会議所の設立や町役場(市役所)建物の寄付など、数多くの業績を残している。大和田銀行本店本館は、大和田の国際港としてのまちづくりを体現した、敦賀港の象徴的建造物として、また地域への貢献を目指した地方の銀行建築として価値が高い。
【文責】 敦賀市文化・交流推進課
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