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#010 丹波篠山デカンショ節
たんばささやましふくすみでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく丹波篠山市福住伝統的建造物群保存地区
- 伝統的建造物群
- 重要伝統的建造物群保存地区
- 江戸時代
- 兵庫県丹波篠山市
概要
保存地区は、篠山城下の東、篠山から京都に向かう西京街道沿いに位置し、福住、川原、安口、西野々の4集落からなる。このうち福住は、江戸時代に宿場町として整備された。一方、川原、安口、西野々は宿場町の外で、宿場の機能を補完する集落であったと考えられる。保存地区は、東西約3,260メートル、南北約460メートル、面積約25.2ヘクタールである。東西に流れる籾井川南岸に西京街道が通り、街道に沿って西から福住、川原、安口、西野々の各集落が形成される。集落は、籾井川に直交する谷口に形成され、周辺に田園が展開し、谷奥の溜池から籾井川に水路を設けて灌漑施設としている。福住では、宿場町のほぼ中央に本陣、西端に脇本陣が配され、西京街道に面して町並みが形成される。敷地は街道に沿って短冊形に配される。川原、安口、西野々でも、街道に沿って敷地が並ぶが、福住に比べて、間口に比して奥行きが浅い。宿場町では街道に面して主屋が建てられるが、他の部分では、街道と主屋の間に空地や庭を設けるものがある。主屋は、つし二階建、瓦葺、若しくは平屋建、茅葺(現在は鉄板葺)とし、妻入の建物が主体であるが、平入の建物もみられる。宿場町では瓦葺とするものが主で、他では瓦葺又は茅葺の建物が混在し、特徴ある町並みを形成している。敷地内には主屋の他に、離れ、納屋、土蔵が建ち、塀で敷地を囲み、門を構えるものもみられる。丹波篠山市福住伝統的建造物群保存地区は宿場町として発展した町並みと、街道沿いに形成された特徴ある農村に、妻入を主体としたつし二階建瓦葺や平家建茅葺の伝統的建造物が、周囲の田園及び特徴ある灌漑施設等の環境と一体となって、宿場町とそれに隣接する農村集落の歴史的風致を良く伝え、我が国にとって価値が高い。
ストーリーの位置づけ
デカンショ節「夜霧こめたる丹波の宿の軒におちくる栗の音♪」と歌われる宿が、宿場の宿を指すものであるかは定かではないが、江戸時代、旧山陰街道が貫く福住には本陣がおかれ、宿場町として賑わった。宿場町に連なる農村集落は茅葺農家でありながら宿場を補完する役割を担ったとされ、この歌の情景そのままの歴史的景観を今に伝えている。
【文責】 丹波篠山市観光交流部商工観光課・丹波篠山市教育委員会文化財課












