お知らせnews

2019.10.07

#067 古代人のモニュメント

イベント

2019年度グッドデザイン賞に「記紀の道」が選ばれました。

  • 宮崎県
このたび、「記紀の道」が、2019年度グッドデザイン賞を受賞しました。
記紀の道は、2005年度の『第1回西都市歴史を生かしたまちづくり計画策定委員会』から計画がスタートし、十余年経った現在も少しずつ整備が続いています。
そうした状況の中、地域住民と協働して、時間をかけて必要なところにベンチや植栽をするなど、道路を使いながらつくることで、地域に対する誇りや愛着の醸成につながっているとして、高い評価を受けました。

「土木・ランドスケープ」ではなく「地域・コミュニティづくり」のカテゴリでの受賞です。

記紀の道ではここ数年で、地域住民が中心になって様々な取り組みが広がってきており、そうした道路整備の枠組みを超えた取り組みが、少しずつ地域の愛着に繋がって
きているなと実感しています。

整備はまだ道半ば、完成まであと少しです(来年度末、完成予定)これを励みに、残りの整備をしっかり進めます。

今後も活動へのご協力よろしくお願い致します。

□ 名称:記紀の道 古代と現代をつなぐ道

□ 受賞カテゴリー:地域・コミュニティづくり

□ 受賞者:西都市(商工観光課都市デザイン係)、妻北地域づくり協議会、EAU

□ 概要:記紀の道は、古都西都の田園風景の中に新たに整備された散策路である。古事記、日本書紀の神話に基づく伝承地をめぐる道で、国の特別史跡西都原古墳群と
市街地をつなぐために、10年の月日をかけてつくられてきた。道路法上の道路でありながら、既存の水系や田んぼ、巨木といった土地の風景をデザインの拠り所とし、
地域住民自らの手によって丁寧に手入れされた場所が道沿いに展開している。

(受賞報告文から一部転載)


「記紀の道」は、日向神話の天孫降臨ニニギノミコトとコノハナサクヤ姫に関わる伝承地を結ぶ全長4kmのコースです。日本最古の恋めぐりのコースをめぐってみませんか?

ページの先頭に戻る