日本国創成のとき
〜飛鳥を翔(かけ)た女性たち〜SPECIAL CONTENTS
今から約1400年前の6世紀末から8世紀初頭。激動する世界の中で、「日本国」が誕生します。舞台は「飛鳥」。そこには女性たちの熱き想いと、数々のドラマがありました。
『日本国創成のとき ~飛鳥を翔た女性たち~』では、日本国がつくられ始めた「飛鳥」を舞台に活躍した5人の女性、推古女帝・斉明(皇極)女帝・持統女帝・善信尼・額田王たちの物語が展開します。
6世紀末から8世紀初頭にかけて、日本国の政治・経済・文化の中心は、飛鳥と呼ばれる地域にありました。そこには宮殿が置かれ、大王家(のちに天皇)を中心とした有力氏族が集い、政治が行われます。仏教の導入などに代表される海外文化の受容により寺院が建立され、都の景観は激変しました。
上から「飛鳥宮跡」、「飛鳥大仏」
左から「高取城跡猿石」、「飛鳥大仏」、「飛鳥宮跡」
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1牽牛子塚・越塚御門古墳
牽牛子塚古墳は八角形の古墳で、斉明女帝とその娘の間人皇女の陵墓であるとの説が今は有力です。越塚御門古墳が、孫娘である大田皇女の墓と考えられています。
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2めんどや
明日香村や奈良県に伝わる郷土料理がいただける老舗のお食事処。有機野菜や良質の井戸水を用いて、すべてを手作りするのが信条。
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3飛鳥宮跡
乙巳の変の舞台となった皇極女帝の宮殿跡です。皇極二年に、女帝は小墾田宮の仮宮から新しく造営されたこの宮へ移りました。斉明の時代となってからも女帝は再度この地に宮殿を創建しています。
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4酒船石遺跡
斉明女帝が、豊穣の祈願などさまざまな祭祀をここで行ったとされています。酒船石は小高い丘の上にあり、長さ約5.5m、最広幅約2.3m、厚さ約1mの大きさで、上面に丸いくぼみとそれにつながる溝が刻まれています。
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5飛鳥水落遺跡
斉明女帝の息子である中大兄皇子が造った漏刻(水時計)の建物跡です。自然石を3~4段貼り合わせた正方形の基壇があり、その周辺は濠状の溝が巡ります。