“日本最大の海賊”の本拠地:芸予諸島-よみがえる村上海賊“Murakami KAIZOKU”の記憶-STORY #036

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芸予諸島 芸予諸島 芸予諸島
椋浦の法楽おどり 椋浦の法楽おどり 椋浦の法楽おどり
水軍レース 水軍レース 水軍レース
因島水軍まつり(火まつり) 因島水軍まつり(火まつり) 因島水軍まつり(火まつり)
能島城跡 能島城跡 能島城跡
高見山夕景 高見山夕景 高見山夕景

2026.03.10

一般

戦国の世へタイムトリップ~村上海賊の足跡を辿る~

瀬戸内海に浮かぶ芸予諸島。
この海域は、古来より海上交通の要衝として栄えてきました。
瀬戸内海随一の多島美を誇る一方で、潮の干満によって流れが大きく変化し、狭い海峡が連なることから、古くから航海者を悩ませてきた海の難所でもあります。

愛媛県今治市と広島県尾道市にまたがる日本遺産村上海賊の物語は、そんな"芸予諸島"が舞台です。

能島城跡周辺の渦巻く潮流 能島城跡周辺の渦巻く潮流

日本最大の海賊の本拠地 能島城
今治市大島の沖合に浮かぶ国指定史跡・能島は、“日本最大の海賊”と称された能島村上氏の本拠地です。
最大10ノット(時速18㎞)にも達する急流は、まさに天然の要塞。
上陸体験や潮流体験を通して、村上海賊の歴史を肌で感じることができます。

能島城跡 能島城跡

日本の“KAIZOKU”を学ぶ 村上海賊ミュージアム
今治市大島にある村上海賊ミュージアムでは、村上海賊の歴史を体系的に学ぶことができ、戦国の乱世を生き抜いたその足跡をたどることができます。
甲冑や小袖の着付け体験、まるで当時にタイムスリップしたかのようなVR体験もあり、大人から子どもまで楽しく学べる施設です。
定期的に装いを変えるバリィさんも出迎えてくれます。
村上海賊ミュージアム 村上海賊ミュージアム
ひな祭りのバリィさん ひな祭りのバリィさん

亀老山展望公園からの景色 亀老山展望公園からの景色

しまなみエリア随一の絶景スポット 亀老山展望公園

ここからは、しまなみ海道 の雄大な景観とともに、構成文化財である武志(務司)城跡や中渡(中途)城跡といった海城を望むことができます。
先祖の姿を今に伝える 因島水軍まつり
尾道市で一番多い名字と言われる「村上」。
特に村上海賊の拠点の一つである因島には、海賊の末裔である村上さんが現在も数多くいらっしゃいます。

そんな因島では、馴染み深い存在である村上海賊を島民総出で再現する「因島水軍まつり」が毎年行われています。
祭りでは村上海賊が伝令船として使用した木造船「小早(こはや)」による競争レースを行う「海まつり」と、火に照らされた夜の海辺砂浜に、水軍跳楽舞(ちょうらくまい)や大松明の練りまわしが行われ、鎧武者が集結する「島火まつり」が行われます。
海まつり(小早レース) 海まつり(小早レース)
島火まつり(武者行列) 島火まつり(武者行列)

因島水軍城 因島水軍城

因島村上氏の記憶に触れる 因島水軍城

因島にいた村上海賊は因島村上氏と呼ばれています。
因島村上氏が使っていた鎧や兜、刀や歴史資料は「因島水軍城」で見ることができます。
因島水軍城は昭和58年に建てられた全国でも珍しい城型資料館です。
海賊の見張場 白滝山と五百羅漢
標高226メートルの白滝山は、瀬戸内海を360度大パノラマで見渡すことができます。
だからこそ、村上海賊はここを見張りどころとし、瀬戸内海の治安を守っていたのでしょう。
江戸時代後期には大小約700体の石仏が奉納され、「瀬戸内海の景色×ところ狭しと並ぶ石仏群」という独特の風景が出来上がります。
また、白滝山には「恋し岩」という恋愛パワースポットもありますので、そちらも立ち寄ってみてはいかがでしょう。

白滝山と五百羅漢 白滝山と五百羅漢

両市を結ぶ 瀬戸内しまなみ海道
瀬戸内しまなみ海道は、サイクリストの聖地としても知られています。
橋の上から望む多島美の景観は、かつて村上海賊が活躍した海域を一望できる特別な眺めです。
一見穏やかに見える海面も、よく目を凝らせば、複雑に変化する潮の流れを感じ取ることができるでしょう。

多々羅大橋とサイクリスト 多々羅大橋とサイクリスト



日本遺産「“日本最大の海賊”の本拠地:芸予諸島―よみがえる村上海賊“Murakami KAIZOKU”の記憶―」は、今治と尾道、2つのまちを結ぶ海そのものが、壮大な歴史の舞台です。
村上海賊ミュージアム・因島水軍城で学び、港町を歩き、橋を渡り、潮の流れに目を凝らす――。
そうして両市を巡る旅は、やがて海をわたる歴史体験へと変わります。
瀬戸内の海と潮が紡ぐ村上海賊の記憶を、ぜひ現地で体感してみませんか。

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