300年を紡ぐ絹が織り成す丹後ちりめん回廊STORY #043
みどころspot
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伊根の舟屋
京都府与謝郡伊根町の伊根地区(伊根浦)に立ち並ぶ民家で、船の収納庫の上に住居を備えた、この地区独特の伝統的建造物。約230棟の舟屋を含む周辺エリアは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。
京都府与謝郡伊根町亀島459 0772-32-0277 http://www.ine-kankou.jp/ 続きを読む
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天橋立
日本三景の一つ「天橋立」。
古代より奇勝・名勝として知られ、平安時代の百人一首の小式部内侍の歌では「大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみもみず 天橋立」と詠まれている。
江戸時代前期の儒学者・林春斎が、1643年に執筆した著書「日本国事跡考」において、「松島(宮城県・松島)、此島之外有小島若干、殆如盆池月波之景、境致之佳、與丹後天橋立(京都府・天橋立)・安藝嚴嶋(広島県・宮島)爲三處奇觀」と書き記したのが「日本三景」の始まり。
天橋立は、京都府宮津市の宮津湾と内海の阿蘇海を南北に隔てる砂州で、日本では、外洋に面さない湾内の砂州としては唯一のもの。大小約8千本の松林は、人の手により植林されたものではなく、大部分が自然発生的に生えたもので、宮津湾側には白い砂浜が広がる白砂青松である。
天橋立の眺めは、傘松公園からの「昇龍観」、天橋立ビューランドからの「飛龍観」、画家・雪舟の描いた“国宝 天橋立図”に似ている「雪舟観」、歌人・与謝野晶子が好んだ大内峠からの「一字観」の“四大観”が有名。京都府宮津市文珠 0772-22-8030 http://www.amanohashidate.jp/ 続きを読む
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丹後ちりめん歴史館
明治36年に付加価値の高いシルク製品を生産する目的で大規模織物会社が興され、当時は北イタリア、ミラノ周辺の染色工場へ品質の良いシルク白生地を輸出し、明治、大正、昭和初期にかけて日本の外貨獲得に貢献したシルク工場で、これが現在の「丹後ちりめん歴史館」の建物となっている。
あの頃あの時代、懐かしくてノスタルジックな絹の空間を体感でき、丹後ちりめんの歴史、生産工程が見学できるほか、シルクコースターなどの手織り体験や、丹後ちりめん製品のショッピングもできる施設。
0772-43-0469 http://www.mayuko.com/ 続きを読む
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ちりめん街道
京都府北部・与謝野町加悦の通称「ちりめん街道」と呼ばれるこの場所は、江戸から明治・大正・昭和初期にかけて高級織物「丹後ちりめん」が、隆盛を極めた場所。
平成17年に「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されたこの街道には、ちりめん産業により、町を近代化した建造物たちが今も静かに佇んでいます。
明治・大正・昭和とそれぞれの時代の建築がコンパクトに集約されたこの街道は、今も住民たちの生活の場ですが、多くの貴重な建物が住宅として利用されています。京都府与謝郡与謝野町字加悦1060 0772-43-0155 http://www.yosano.or.jp/chirimen-kaido/ 続きを読む