石見の火山が伝える悠久の歴史~”縄文の森” ”銀の山”と出逢える旅へ~STORY #101
みどころspot
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浮布の池
火山噴出物が谷をせき止めてできた天然のダム湖で、13.5haの水域面積があります。農業用の水源地として使われていますが、穏やかな日には男三瓶山と子三瓶山を湖面に映す景勝地でもあります。湖岸に祭られている邇幣姫神社は水源の神として静間川流域の広い範囲から信仰を集めてきました。
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鬼村の鬼岩
傘のように広がる頂部と風食作用によって側面に開いた5つの穴が特徴的な奇岩です。朝までに城を作れば村に住んでよいという約束を交わした鬼が、鶏の鳴きまねを聞いて朝が来たと勘違いし、つかんでいた石を放り投げて山へ帰ったときのものという伝説が残っています。海底火山の噴火でできた凝灰岩からなり、岩に含まれる塩類の作用によって風化が進み、特徴的な形状と側面の穴が形成されました。
大田市大屋町 続きを読む
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大江高山火山
大田市西部に位置し、大小30個以上の峰を持つ約200~70万年前にかけて活動した火山です。石見銀山は大江高山火山の活動により生まれました。最高峰の大江高山は、島根県固有種のイズモコバイモの花や希少種のギフチョウを観察できることでも知られ、多くの登山客が訪れます。
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石見銀山遺跡
博多商人の神屋寿禎によって16世紀に本格的な開発が始まったとされ、国内外の政治経済や文化の動きに大きな影響を及ぼした銀鉱山です。福石と呼ばれる、火山灰や火山礫が堆積してできた独特の鉱石を産出しました。2007年には世界遺産にも登録されています。
大田市 続きを読む
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大森銀山地区(大森の町並み)
徳川家康によって幕府直轄領となった石見銀山は、石見地方東部の政治、経済の中心地として栄えました。当時の絵図には山頂近くから山裾に続く家並みが描かれており、銀山の隆盛とともに鉱山町が成立し拡大したことが想像できます。
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