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#025 「いざ、鎌倉」
鎌倉文学館(旧前田家鎌倉別邸)
相模湾を一望する高台にある建物は、旧加賀藩前田家第16代当主・前田利為の別邸として建てられたもの。第二次世界大戦後には、デンマーク公使や佐藤栄作元首相が別荘として使用したほか、作家・三島由紀夫の小説『豊饒の海』の第1巻『春の雪』に登場する別荘のモデルにもなりました。その後は鎌倉市が譲り受け、1985(昭和60)年に鎌倉文学館として開館。初代館長は作家の永井龍男が務めました。国登録有形文化財である格調高い建物は、西洋の木造建築ハーフティンバー様式とスパニッシュ様式を基調とし、館内には華麗なアールデコの装飾が残っています。
鎌倉三大洋館の一つ。加賀百万石の藩主で知られる、旧前田侯爵家の鎌倉別邸。昭和60年、鎌倉ゆかりの文学者の著書・原稿・愛用品などの文学資料を収集保存し、展示することを目的として鎌倉文学館が開館した。
【文責】 鎌倉市観光課
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