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#061 星降る中部高地の縄文世界
上之段遺跡
昭和11年、宮坂英弌によって初めて発掘調査が行われ、縄文時代中期の土器と石囲炉址、縄文時代後期の土器、土偶、土製耳飾りが出土しました。その後に遺跡から出土・採集された資料も様々で、縄文時代早期の押型文土器、前期の繊維土器、諸磯式土器、中期の勝坂式土器、加曽利E式土器、後期の堀之内式土器、加曽利B式土器、晩期の亀ヶ岡系(大洞式)土器等があり、縄文時代早期から晩期まで長期にわたる遺跡であることがわかりました。特に晩期の土器はこの山麓では他に例をみないほど豊富で、中部山岳地帯の縄文時代後期末から晩期の様相の一端を明らかにすることができる重要な遺跡です。 上之段遺跡は、昭和17年(1942年)に国の史跡に指定されました。
黒曜石のムラ 黒曜石原産地である霧ヶ峰の星ヶ塔、星糞峠に最も近い集落で、諏訪地方と小県を結ぶ人と文化の交流の拠点。
【文責】 考古館係 山科 哲
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