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#074 1300年つづく日本の終活の旅
正法寺(岩間寺) 本堂
宇治市と大津市にまたがる標高約443メートルの岩間山の山頂付近。開基は泰澄大師。山岳修行から出発した修験僧で、法力により元正天皇の病気を治したことにより、天皇より帰依を受けた。山中で休息中、桂の木の中から千手陀羅尼を読誦する声を聞き、桂の木で等身大の千手観音を彫り、胎内に元正天皇の金銅製の念持仏を奉安した。後に落雷による火災で千手観音像は焼失したが、胎内の念持仏は無事で、今も本尊として祀られている。厄除け、雷除けのご利益があり、病気や災いに苦しむ人のために、毎夜、厨子を抜け出して、136の地獄を駆け巡り、朝には汗びっしょりになって戻ってくるという古事から、「汗かき観音」と親しまれている。境内は桂の大樹群に囲まれ、本堂前の桂の巨木は、縁起書に登場する霊木の三代目にあたり、幹がふたつに分かれていることから「夫婦桂」と呼ばれている。境内には松尾芭蕉が名句「古池や蛙飛び込む水の音」を詠んだとされる池がある。
西国第12番札所。
【文責】 大津市観光振興
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