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#074 1300年つづく日本の終活の旅
清水寺 本堂
行叡居士開基、延鎮上人を開山に仰ぐ。大本願坂上田村麻呂公の寄進で堂塔が整備された。その後、応仁の乱の戦火などで幾度もの火災に遭い、現在の堂塔の多くは、江戸時代初期(1633年)、徳川家光の寄進で再建されたもの。本堂は国宝。仁王門をはじめ15の建築物が重要文化財に指定されており、更に伽藍と寺域はユネスコ世界遺産に登録されている。一大決心をした時の例えに使われる「清水の舞台」は、畳敷きにして百畳の広さ。平安時代の神殿様式で再建されており、高さは4階建てのビルに相当する。寺号「清水寺」は、音羽山中腹から湧き、滝となって落ちる「清水」が由来。音羽山の清水は、心身清めの霊水として古くから尊ばれてきた。御本尊は十一面千手千眼観音。四十二臂のうちの二臂が頭の上で組まれる「清水型観音像」で、33年に一度開帳される。
西国第16番札所。
【文責】 大津市観光振興課
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