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#096 女性とともに今に息づく女人高野
慈尊院の彫刻群
木造弥勒仏坐像(国宝)は、高い蓮華座(れんげざ)の上に右手を施無畏印(せむいいん)、左手を与願印(よがんいん)にして座している。堂々たる桧のー木造りによる彩色像で、寛平4年(892)に作られた平安時代の代表的な彫像で作者は会理仏師といわれる。同時代の他の作例とは異相の表現が見る者を圧倒するが、21年に一度しか開扉されない。また、同坐像の正面厨子扉前に、県指定文化財の木造四天王立像が配され、4躯とも寄木造り、玉眼入(ぎょくがんいり)、彩色仕上げで邪鬼を踏んで立つ着甲忿怒(ちゃっこうふんぬ)の像で、鎌倉時代後半の作。
国宝弥勒仏は平安初期の密教草創期の代表作例であり、母君の死後空海が自ら刻んだと伝えられ、重文画像は国宝の御前立として信仰されている。女性に関わる事象が多く、『女人高野』と称される所以である。
【文責】 九度山町教育員会 社会教育課
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