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#008 琵琶湖とその水辺景観
琵琶湖の最狭部堅田に、湖中にのびた橋の先に宝形造の仏殿が建っている。この浮御堂は平安中期の長徳年間(995~999)恵心僧都源信が湖上安全と衆生済度のため一堂を建て、1,000体の阿弥陀仏を安置して千体仏堂と名づけたのが起こりとされる。その後長らく荒廃していたが、江戸時代に京都大徳寺の湘南宗沅やだいしゅう宗般によって復興され、禅宗に改宗した。昔から”堅田の落雁”として近江八景の一つに数えられ、芭蕉や北斎、広重など俳句や浮世絵などの題材としてとりあげられてきた。老松に調和して静かに建つ姿は風雅である。また、そばの観音堂には官能的な貞観仏である聖観音像を安置する。(非公開)
平安時代に源信が、比叡山から眺める毎夜光る琵琶湖を怪しみ、網ですくうそとそれは黄金の阿弥陀仏であったことから、その供養として1000体の仏像を彫り、琵琶湖の突き出た湖中に建立し納めた。湖上安全と人々の衆生救済にあたったという水に対する深い祈りの現れとして、今もその信仰が地域で守り伝えられている。
【文責】 大津市観光振興課
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