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概要
妙照寺は寺伝によると寛文2(1662)年に建てられた、全国的にも珍しい江戸時代前期の日蓮宗の寺院建築です。その後の改造や向背の付加はあるものの、内部の須弥壇周りは当初のままで、意匠・色彩など江戸時代初期の雰囲気をよく残しています。貞享5(1688)年に岐阜を訪れた松尾芭蕉が、この庫裏に一ヶ月間滞在したという記録があり、本堂と前後して建てられた江戸時代前期の建物であると考えられます。
ストーリーの位置づけ
江戸時代、松尾芭蕉が約1ヶ月滞在した寺。芭蕉はここを拠点に金華山登山や鵜飼見物を行った。また岐阜御成の際には藩主の休憩所ともなった。
【文責】 岐阜市文化財保護課