忍びの里 伊賀・甲賀─リアル忍者を求めて─STORY #042

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2024.03.13

一般

忍者の城

貴生川遺跡で見つかった城 貴生川遺跡で見つかった城

和田城 主郭内部 和田城 主郭内部

忍びの里甲賀には200箇所を超える城が確認されています。
拠点となるような大きな城が築かれることはなく、小さな城が各地域に数多く築かれました。

構成文化財のひとつである和田城跡のある和田谷には、7箇所の城が確認でき、これらの城は見晴らしの良い丘陵の先端や谷の入口に築かれました。
谷に入った侵入者は、常に両側の城から監視を受け、何か不審な動きがあれな攻撃を仕掛けられ、袋のねずみのように、退路を断たれました。
和田城跡を中心とする和田城館群からは、守りが堅く、攻め難い、忍びの里の戦い方が見えてきます。

甲賀の城は、石垣や天守を持たない、いわゆる「土づくりの城」です。
土塁と呼ばれる土の壁で城の中心部を囲み、その高さは10mを超えるものもあります。
集落内に築かれた城でも高さ4mの土塁を築き、これは2階建ての住宅が隠れるほどの高さがあります。
また、貴生川遺跡の発掘調査では、2m以上の深さのある堀跡が確認されています。

忍者の城は、小さな規模の城ではありますが、それぞれが連携して谷を守り、巨大な土塁と堀によって守られていました。

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