旅人たちの足跡残る悠久の石畳道—箱根八里で辿る遥かな江戸の旅路─STORY #062
名産品speciality
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小田原ひもの
保存性に優れた干物の歴史は古く、食卓に上がるようになったのは、江戸時代に入ってからのことです。元々漁獲量が高かった小田原では、魚の仲買業の副業として干物造りが発達しました。新鮮な魚だけに、過度に塩味をつけることなく、魚本来の味を引き出す「うす塩づくり」が小田原の干物であり、絶妙な味わいの秘訣です。
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小田原の梅干し
小田原の「梅」の歴史は、戦国時代の北条氏の時代からとされていますが、江戸時代になると薬用、食用として庶民の間に広がりました。梅の栽培に適した温暖な気候と東海道の宿場町として、旅人からの需要が多かったことから、大規模な梅の産地になったとされています。
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小田原の和菓子
小田原に和菓子が豊富なのは、茶道が盛んだったことに由来します。茶に密接した和菓子職人は、商人のなかでも優遇されていました。このような背景もあってか、茶の湯を奨励されていた小田原には、全国から優秀な菓子職人が数多く集まりました。この環境が、小田原ならではの和菓子の文化を生み出しました。
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小田原木製品
小田原の木工の始まりは、平安時代、京都のろくろ師集団が早川に土着したことが始まりとされています。徳川幕府による東海道の整備が行われると、箱根へに湯台に訪れる人の土産物として重宝されました。天然木から作られる漆器や木象嵌など、匠の伝統の技が現代に生きています。
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小田原提灯
「おさるのかごや」の童謡で知られている小田原提灯は、江戸時代中期、小田原の住人甚左衛門が、箱根の山越えをする旅人のために売り出したのが起源であるとされています。中骨がリング状に独立しているため、畳み込んで懐中にしまうことが出来ることから、懐中電灯ともいわれています。
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