旅人たちの足跡残る悠久の石畳道—箱根八里で辿る遥かな江戸の旅路─STORY #062
名産品speciality
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小田原の鋳物
小田原鋳物の歴史は、戦国時代の北条氏に奨励されたのが始まりとされています。仏像、鉄砲や陣笠、鍋や釜の生活用品まで、今では想像できないほど、鋳物の需要は高く、大久保の時代になると、小田原の鋳物工業はとても繁栄し、相模の国の半数以上の生産量を誇るまでになりました。小田原鋳物は、その後、船の号鐘や楽器のシンバルなどにも利用され、世界中に輸出された時期もありました。また、「鳴り物」として大変評判が高く、黒沢明監督の映画「赤ひげ」に登場する風鈴も小田原鋳物で作られています。
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箱根寄木細工
江戸時代後期に畑宿の石川仁兵衛によって寄木細工の技術が確立されたと伝えられている。様々な種類の木を組み合わせて模様を作る寄木の木工品は、箱根越えの旅人の土産物として広く知られた。
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