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概要
河内と大和を結ぶ竹内街道に面して建つ切妻造茅葺のいわゆる大和棟形式の民家である。「大道」とは本邸の所在地名。主屋と離れ、蔵が国登録文化財、主屋は建築様式から江戸末頃と推定され、増築の離れは大正元年(1912)の棟札が残る。平成16年に町が景観保存と活用のための改修を行い一般公開している。
ストーリーの位置づけ
大和棟は竹内街道沿道の歴史的景観を代表する建築様式で、江戸初期に大和で考案され周辺地域に広まった。本邸の周辺には今も江戸時代の石造道標や伊勢燈籠などがあり、多くの庶民が「伊勢まいり」や「西国巡礼」で往来したかつての峠の賑わいと面影を色濃く残している。
【文責】 太子町まちづくり推進部観光産業課