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概要
昭和62(1987)年に観光開発事業により、発掘調査が実施され、縄文中期末から後期、弥生時代前期後半、弥生中期後半から古墳時代前期の土器をはじめ、小銅鐸、銅鏃といった青銅器、100点を超える骨角器が出土した。時期は弥生中期から後期前半に集中する。特に漁撈活動に関わるヤス・銛・鏃・釣針・アワビオコシ・柄・装飾品の垂飾・貝輪・ト骨など多様な骨角器があり、当時の志摩半島の漁撈活動の多様さを示す遺跡である。
ストーリーの位置づけ
古来からこの地域が豊かな海産物に恵まれ、潜水漁が行われるなど、後の御食国となる一因を感じられる資料。
縄文晩期から古墳時代にかけての遺跡で、多くのアワビの貝殻やアワビオコシと考えられる骨角器が出土しており、潜水漁がおこなわれていたことを示す遺跡である。
【文責】 鳥羽市教育委員会