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#074 1300年つづく日本の終活の旅
観音正寺 本堂
湖東、標高約433メートルの繖山の山頂近く。境内からは蒲生野を一望、「近江富士」と呼ばれる三上山や琵琶湖も見える。聖徳太子が人魚の願いにより開いた寺。人魚は前世、漁師をしており、無益な殺生を繰り返し、それが祟って人魚の姿になってしまったという。この苦しみから逃れ、成仏させて欲しいという人魚の願いを聞いて、聖徳太子自ら千手観音像を刻まれた。寺には人魚のミイラが伝わっていたが、平成5年の火災により、本尊、本堂とともに燃えてしまった。火災から11年後の平成16年5月22日、総ヒノキ、入母屋造り、銅板葺きの本堂が落慶。同時に開眼した本尊の千手千眼観世音菩薩坐像は、芳香を放つ白檀を23トンを使った巨像。白檀の産地インドは輸出を禁じていたが、何度も足を運んで交渉し、政府の特別許可を得た。本尊には「香りの功徳」が宿り、穏やかな表情で参拝者を迎える。
西国第32番札所。
【文責】 大津市観光振興課
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