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#076 中世に出逢えるまち
観心寺子院中院
現在残っている子院では、槇本院とともにのこる唯一の子院。現在の建物は復元されたもので、もともとの位置も現在の山門(南大門)の手前にあった。中院は楠木氏の菩提寺であったと言われており、また、楠木正成が学問を修めた所とも伝えられている。昭和前期、楠公顕彰(なんこうけんしょう)が盛んになるころ『大日本楠公会』の本部が置かれ、盛んに顕彰活動が行われた。
寺の運営をになった僧侶の住まいである子院の一つである。特に中院は、観心寺にのこる現役の子院である。門は、江戸時代に築造されたものである。
【文責】 河内長野市教育委員会 文化財保護課
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