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#076 中世に出逢えるまち
観心寺旧子院槙本院
子院の配置や構造がわかる唯一の子院であり、表門、中門、庫裏(くり)、書院(しょいん)、持仏堂(じぶつどう)等の建物や庭が残されている。現在の建物は17世紀の前半に建てられたものもあり、中世から引き継がれたものと思われる。書院は入母屋造で屋根は現在銅板葺だが、前は杮葺(こけらぶき)の可能性がある。1923年(大正12)に特別保護建物に指定され現在は重要文化財となっている。
槇本院は、観心寺の有力子院であった。本坊として使われてきたため、庫裏、書院、持仏堂、庭園が良好な状態でのこっている。
【文責】 河内長野市教育委員会 文化財保護課
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