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#078 日本海の風が生んだ絶景と秘境
鳥取城跡附太閤ヶ平
鳥取城は、久松山を利用した典型的な山城で、16世紀中頃の築城と伝えられる。頂上の山上の丸を本丸とし、山麓に山下の丸を設けた古い山城の形式を近世大名の居城として江戸時代を通じて維持しており、日本の城郭史上注目すべき遺構である。太閤ヶ平は、久松山の北東にあり、本陣山とも呼ばれる。羽柴秀吉が鳥取城を攻めたときに、ここに本陣を置いたためで、土塁や空堀がほぼ完存する。
麒麟獅子舞をこの地に登場させた初代鳥取藩主・池田光仲の居城。かつて荒波が削り出した険しい地形の久松山(きゅうしょうざん)に築かれ、戦国時代には堅固な名城として知られた。
【文責】 鳥取市文化交流課
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