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#087 かさましこ

じぞういんほんどう地蔵院本堂

  • 有形文化財
  • 重要文化財
  • 室町時代
  • 栃木県益子町
  • 建造物

地蔵院本堂 地蔵院本堂

文化財体系 有形文化財/重要文化財
年代 室町時代
所在地 栃木県益子町
分野 建造物

概要

室町時代永正年間(1504~1521)に尾羽寺(おばでら)阿弥陀堂として建てられ、のちに地蔵院と合併し地蔵院本堂となりました。
屋根は杮葺き(こけらぶき)型銅板葺きです。内陣は格天井で花鳥や鳳凰などの彩色画がはめ込まれ鮮やかです。鎌倉時代の作と見られる本堂内の春日厨子には快慶一派作の木造阿弥陀三尊像が安置されています。また、平安時代作の木造阿弥陀三尊像も本堂内に安置されてます。本堂内部は通常非公開です。

ストーリーの位置づけ

かさましこ地域は焼き物だけでつながった土地ではなく、古くは中世宇都宮氏一族がの笠間・益子地域を治めていました。宇都宮氏は京都とのつながりも深く和歌をたしなみ仏教信仰も篤い一族でした。宇都宮3代朝綱は現在の益子町上大羽に隠棲しました。そして氏寺である「尾羽寺」を整備し、阿弥陀堂(現地蔵院本堂)や多宝塔(源頼朝の寄進)を建立します。その後地蔵院(現在とは位置が異なる)も建てられ、堂塔が立ち並ぶ寺院地と園池を伴う浄土庭園があったと想定されています。現在も宇都宮家代々を供養する五輪塔が並んでいます。
宇都宮氏の氏寺「尾羽寺」は今はありませんが、地蔵院本堂はその名残を伝えています。

【文責】 益子町生涯学習課

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