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#096 女性とともに今に息づく女人高野
金剛寺の彫刻群
金堂に安置されている本尊大日如来坐像(国宝)、五仏堂の五智如来坐像(重要文化財)、多宝塔の大日如来坐像(重要文化財)、鎮守社の神像などが、金剛寺創建当初に造立されたものである。鎌倉時代に入り、本尊の脇侍である降三世明王坐像(国宝)、不動明王坐像(国宝)などが造立され、本尊と合わせて三体を一組として、金堂には密教の図像でも特殊な形式と考えられる「尊勝曼荼羅(そんしょうまんだら)」の世界が彫刻で立体的に表現されている。また薬師堂には、鎌倉時代の薬師如来立像(府指定)と室町時代の十二神将像が安置されている。制作年代がわかるものでは、不動明王坐像が天福2年(1234)、摩尼院の十―面観音立像(市指定)が文永6年(1269)、楼門の増長天立像(重要文化財)と持国天立像(重要文化財)が弘安2年(1279)に造立されている。
中世の密教彫刻が数多く伝わっており、大日如来坐像、不動明王坐像などの国宝をはじめ、幾つもの彫刻が伝えられている。中世に開花した文化とかつてこの地が繁栄したことを今日に伝え、高野山に女人結界が設けられていた時から多くの女性たちの願いを聴いている。
【文責】 河内長野市教育委員会 文化財保護課
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