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#096 女性とともに今に息づく女人高野
大野寺
大野寺は室生寺の西の大門といわれ、宇陀川の清流沿いに建つお寺。白鳳9年(681)に役小角が開き、天長元年(824)に弘法大師空海が室生寺開創と同じくして建立したと伝わる。対岸の切り立った岸壁には弥勒仏が線刻されており、高さ13.8mと国内で最も高い磨崖仏である。本堂に安置されている地蔵菩薩立像(重要文化財)は、後頭部から背面全体が炭化している。この像は無実の娘を火あぶりの刑から救つたという伝説から「身代わり地蔵」の呼び名で親しまれている。春には境内の枝垂れ桜が見事に咲き誇る景勝地でもある。
室生寺の西門ともいわれる。石仏(弥勒仏・国史跡)は、承元3年(1209)に後鳥羽上皇臨席のもと開眼供養が行われたものである。木造地蔵菩薩立像は、後頭部から背面全体が炭化している。本像が無実の娘を火あぶりの刑から救ったという伝説があり、「身代わり地蔵」とも呼ばれている。
【文責】 宇陀市 観光課
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