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#003 加賀前田家ゆかりの町民文化が花咲くまち高岡
よしひさじゅうようでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく吉久重要伝統的建造物群保存地区
- 伝統的建造物群
- 重要伝統的建造物群保存地区
- 江戸時代
- 富山県高岡市
概要
加賀藩の「御蔵」の設置にあたり、承応4年(1655)、放生津往来沿いに吉久新村が町立てされ、もとの吉久村とともに発展した在郷町。2階表側の部屋は「アマ」と呼ばれ、稲藁や軽量の農具等を収納する空間とするものが多く、大屋根の出桁を登り梁で支える主屋で創建当初の姿を維持しているものは、表側の壁面に窓がなく、吉久特有の表構えを今日まで伝えている。
ストーリーの位置づけ
加賀藩直営の「御蔵」が設置された吉久は、北前船寄港地である伏木港から大坂・江戸へ積み出す廻米の集散地として、また、高岡尾生活に必要な物資の取引拠点として、水陸の両路の基盤整備が進み、在郷町として発展した。
【文責】 高岡市教育委員会文化財保護活用課