鬼が仏になった里「くにさき」STORY #066
みどころspot
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長安寺 木造太郎天立像(ちょうあんじ もくぞうたろうてんりゅうぞう)
長安寺の太郎天は胎内の銘から、不動明王の化身とされながら子供の姿をした不思議な神像である。不動明王は忿怒の形相で造られるのが一般的である中で、柔和な表情をした子供の姿で造りだされた本像は、国東半島の神仏習合文化の叡智を結集させたものであろう。長安寺を訪れて、神と仏が一体になった六郷満山の文化を肌で感じたい。
大分県豊後高田市大字加礼川635 0978-27-3842 https://www.onie.jp/cultura/detail/7aea2d78-5dc6-44f7-840a-bde7ce4b446b 続きを読む
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中山仙境(夷谷)(なかやませんきょう えびすたに)
天を劈くほどの岩峰群は人々に畏怖を抱かせ、かつては悪魔や魔物の棲む場所「大魔所」と呼ばれていた。長い間、足を踏み入れる者はいなかったが、「峯入り」と呼ばれる修行を行う僧侶にとっては格好の修行場でもあった。現在はトレッキングを楽しむ人も多くいる。峻険な岩峰に登らずとも、谷の各所から仙境を望むのも楽しみ方のひとつ。
大分県豊後高田市夷 https://www.onie.jp/cultura/detail/b74a45d1-0136-4726-86fb-3c9683f835d5 続きを読む
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真木大堂(まきおおどう)
かつては六郷満山の中でも最大の規模で隆盛を誇った寺。収蔵庫の巨大な仏像群を見れば、誰もが息を呑むだろう。中でも写真の大威徳明王はわが国最大のもので、精緻でいきいきとした造形から発する迫力には圧倒される。仏様に見守られながらじっくりとご覧いただきたい。
大分県豊後高田市田染真木1796 0978-26-2075 https://www.onie.jp/cultura/detail/22c4f743-3a4d-439e-8796-641a0bdeb68d 続きを読む