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#025 「いざ、鎌倉」
大仏切通
三方を山に囲まれた鎌倉の地形は、鎌倉が幕府所在地として選ばれた理由のひとつといわれています。当時の鎌倉は、10万人もの人が住む都市として栄え、多くの人や物資が行き来するために山を切り開いて道を通しました。今も残る切通は、中世からの道です。武蔵と結ぶ「亀ヶ谷坂」「仮粧坂」「巨福呂坂」、藤沢、京都方面と結ぶ「大仏切通」「極楽寺坂切通」、三浦半島へと通じる「名越切通」、六浦(現在の横浜市金沢区)への交通路「朝夷奈切通」は「鎌倉七口」と呼ばれ、鎌倉が外部とつながる重要な道でした。比較的軟らかい凝灰岩の鎌倉石は削りやすく、切通を歩くと岩肌を目前に見ることができます。
中世都市鎌倉の内外を結ぶための交通路として造られた。
【文責】 鎌倉市観光課
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